Twitterでの慈愛に満ちたメッセージが話題! 占い師・サツキメイ特別インタビュー(前編)
星の動きや月の満ち欠けをベースに紡がれる、Twitterでのメッセージが話題の“占い師”サツキメイさん――。
とくに、新月、満月などのタイミングで発信される「これから数日間心がけるといいこと」は、何かをバリバリ頑張る人だけでなく、かならず“できない人”“不安と苦しみの中にいる人”たちへの「今はそれで大丈夫」「そんな自分を褒めてあげて」といった、あたたかい言葉がならびます。まさに“慈愛”に満ちた、心が軽くなったり、ほっとしたりするようなメッセージを発信されています。
そんな、何かを抱えている人の心に寄り添う“占い師”サツキメイさんに特別インタビュー!
WANI BOOKOUT読者のために、ここだけのメッセージをお聞かせいただきました。
グラフィックデザイナーから「占い」の道へ
――Twitterでの発信、いつも楽しみにしています。何かをバリバリ頑張る人だけでなく、かならず「できない人」への肯定が列挙される、サツキメイさん独自の優しさにあふれた“視点”は、いったいどこから生み出されているのでしょうか?
サツキメイ:ありがとうございます、嬉しいです。そこにはもしかしたら私の来歴が大きく影響しているのかもしれません。
私は、もともとフリーランスのグラフィックデザイナーをしていたのですが、自分を休ませたり労わるのが下手だったので、ある時期、過労で心身を壊して1年ほど寝たきりになってしまったんです。いわゆる「断れない性格」だったことも影響して、ハードワークが続いてしまって。
それで、一旦仕事を辞めざるを得なくなったんですが、仕事が生き甲斐だったので、当時は全てを失ってしまった気がして……。特に一番不調だった時期は、動いたり起き上がったりするだけでやっと、という感じでだったので、「普段ならできたことができなくなる」というショックも大きくて。人と会う気力も、話す気力もありませんでした。
――心身ともに、お辛い状況にいらしたんですね。
サツキメイ:そうですね、他にも色々なことが重なり、どん底時期でした。ただ、読書だけはできたので、無意識にですが、ひたすら心に響く言葉を求めて本を読んでいました。占星術も趣味で学んでいたので、占星術の本や、ブログなども読んで。ただ、当時はまだTwitterもなく、「癒しブーム」「スピリチュアルブーム」の前でもあったので、占いに関するものは、ネット上でも専門的な情報が主だったんです。
でも、自分のように「辛いときにも読めるものを求めている人」もいるんじゃないかとふと思って。それが今のスタイルに至る、大きなきっかけになっているように感じています。